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会社は全部で4種類|会社設立するなら株式会社か合同会社?4つの形態を比較

会社を設立しようとするとき、まず始めに考えなければならないのが「どの形態の会社を設立するか」ということです。

起業を考えている方や、個人事業主の方の中には、

「会社を設立したいけれど、どの形態で設立すべきなのか分からない…」

「どの会社形態で設立するのが最もお得なのかわからない…」

という方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。

そういった方は、ぜひこの記事を読んで、自分に最も適した形の会社の種類を見つけてください

会社法人の種類とは?

「会社」と言われて真っ先に思い浮かぶのは「株式会社」だと考える人は多いですが、会社の形態は株式会社だけではありません

現在設立できる会社の形態は、大きく分けて4つあり、それぞれに特徴が存在します。

今回は、会社の4つの形態について特徴を比較しながら紹介していきます。

設立する会社の形態に悩んでいる方は必見です。

  • 株式会社
  • 合同会社
  • 合資会社
  • 合名会社

会社の4つの形態一覧

会社の形態は、株式会社、合同会社、合資会社、合名会社の4つです。
中でも、現在は株式会社と合同会社が一般的な会社形態になっています。実際に、多くの会社が、株式会社か合同会社かのどちらかです。

株式会社と合同会社の割合

2016年時点では、株式会社が8割程度、合同会社が2割程度です。

しかし、合同会社の任期は急速に高まっているため、今後どんどん合同会社の数が伸びていくと想定できます。

引用:政府統計の総合窓口

設立するなら株式会社か合同会社?

前述の通り、現在設立できる会社の形態は4つです。合資会社・合名会社の設立はほとんどありません。

なぜならば、合資会社・合名会社の出資者は無限責任を負うからです。つまり、会社の経営状況によっては出資額以上の負債を抱えるリスクが生じます

一方で、株式会社・合同会社は有限責任であるため出資額以上の負債を負うことはありません

このため、今後新たに会社を設立する場合には、株式会社と合同会社から選択するのがよいでしょう。

株式会社

株式会社とは、株式を通じて投資家が金銭を出資し、出資した投資家によって選ばれた経営者が実際に会社を運営していく形態を指します。

運営上の規制が多い一方、株の発行によって大きな資金を集めることが出来るのが特徴です。

社会的信用力も非常に高く、最もポピュラーな形態です。

先述しましたが、実際、現在設立される法人の80%前後は株式会社であり、多くの人が選択する会社形態だと言えるでしょう。

合同会社

合同会社とは、金銭を出資した投資家だけで構成される会社形態を指します。

原則として出資者全員が経営に携わらなければなりませんが、有限責任であるために、出資額以上の負債を出資者が負うリスクはありません。

取締役会などの機関設置が必要なく、また利益配分を自由に決められるなど、柔軟な経営を行うことが出来るのが強みです。

最近設立件数が非常に伸びていることも特徴です。

合資会社

合資会社とは、無限責任社員と有限責任社員の両方で構成される会社形態のことを指します。

無限責任社員とは、会社の債務に対して無限に責任を負う社員のことです。

このため、会社が負債を抱えた場合は個人の資産を投げうってでも返済に充てなければならないというリスクを抱えています。

しかし、その分経営に大きく介入でき、無限責任社員は有限責任社員よりも強い業務執行権限を有しているのが特徴です。

合名会社

合名会社とは、無限責任社員のみで構成される会社形態のことを指します。

原則として社員全員が会社に対して無限の責任を負う代表者であり、会社の債務に対して無制限に責任を負います。

まとめ

株式会社 合同会社 合名会社 合資会社
出資者の責任 有限 有限 無限 有限・無限
最低設立人数 1人 1人 1人 2人
出資者の呼び方 株主 社員 社員 社員
設立費用 高い(約20万円~) 安い(約10万円~) 安い(約10万円~) 安い(約10万円~)

新会社法により有限会社は設立できなくなった

ここまで、会社の4つの形態について解説してきました。ここで注意しておきたいのが、有限会社の存在です。

実際に街中で「有限会社」の文字が掲げられた建物も多くあります。

結論から言うと、有限会社は現在設立することができません。では、なぜ有限会社を現在でも見かけることがあるのでしょうか。

2006年に施行された新会社法により、有限会社は新設が禁止されました。その結果、全ての有限会社は株式会社へと移行し、有限会社に変わる存在として合同会社が加えられたのです。

しかし、社名の変更などは強制されなかったため、現在も有限会社を名乗る企業が多く存在しているというのが現状です。

あくまでも、現在設立できる会社は、株式会社・合同会社・合資会社・合名会社の4つだけであり、存在している会社もこの4つであるということに注意しましょう。

株式会社と合同会社の特性の違い

では、株式会社と合同会社では、どちらを設立するのがよいのでしょうか。

以下、4つの観点から両者の違いを比較していきます。

自分に合う方法で会社設立を選んでください。

設立費用:合同会社の方が安い

会社を設立する際には、登録免許税を支払う必要があります。

この登録免許税が、合同会社では6万円です。

一方、株式会社を設立する場合には、登録免許税15万円に加え、定款の認証の際に公証人手数料を5万円支払う必要があり、設立費用は合計20万円を超えてきます。

よって、設立費用は合同会社の方が約14万円も安いということになります。

安く会社を設立したい場合には合同会社がオススメです。

経営の自由度:合同会社の方が高い

合同会社では、出資額の比率に関係なく、利益の配分を自由に決めることが出来ます

また、株主総会の開催や取締役会の設置も必要ないため、規制の多い株式会社に比べて、経営上の自由度は非常に高いです

ただし、自由度が高い分議論が長引いたり対立が起きやすいという特徴もあり、そういった点では株式会社の方が運営しやすいと言えます。

資金調達:株式会社の方がしやすい

資金調達は、株式会社の方が容易にすることができます。理由は大きく3つです。

理由①:社会的信用力の違い

1つ目は、社会的信用力の違いです。

株式会社の方が合同会社に比べて社会的な信用が高く、外部からの出資や融資を受けやすくなっています

理由②:株式の発行の有無

2つ目は、株式の発行の有無です。

株式会社は株式を発行出来るため出資者を募りやすく、さらに上場すれば誰からでも出資を募ることができるようになります

理由③:「所有と経営の分離」の違い

3つ目は、「所有と経営の分離」の違いです。

株式会社は所有(出資者)と、経営(経営者)が分離しているため、出資のハードルが低くなっています

一方で、合同会社では出資者が必ず経営に参加しなければならないため、出資が集まりにくくなるのです。

また出資者が会社を退職する場合、出資金の払い戻しを求められる場合もあります。

よって、積極的に資金調達をして、会社を大きくしていきたい場合は、株式会社を設立するのが一般的です。

経営上の事務・経理:合同会社の方が簡単である

株式会社では、株主総会の開催、決算公告、役員の重任登記(任期が切れた役員を再び役員として登記すること)などを行う必要があります。

一方で、合同会社にはこれらを行う必要がなく、当然付随する事務・経理業務もなくなります

起業に最適な会社の種類とは?

いかがでしたか。

設立できる4つの会社形態、そして合同会社と株式会社の違いについてご理解頂けたのではないでしょうか。

合同会社と株式会社、どちらを設立すべきかは、個々の状況によって異なります。

設立費用や運営上の事務作業をなるべく抑えたい方は合同会社、幅広い資金調達をして会社を大きく成長させたい方は株式会社を選ぶのがよいでしょう。

会社設立のサポートなら経営サポートプラスアルファ

しかし、株式会社にせよ合同会社にせよ、設立時には非常に煩雑な手続きを踏む必要があります。

設立手続きに工数を割かれ、事業の推進に集中できず困っている起業家の方も少なくありません。

しかし、このような設立手続きは、専門家を活用することで大幅に効率化・短縮することができます。

経営サポートプラスアルファ(KSP)は、経理と財務を中心に、非常に多くの方の会社設立のコンサルティング・お手伝いをさせて頂いている経理・財務・経営のプロフェッショナル集団です。

会社の経営を財務戦略からサポートしており、会社を設立するにあたって必要な準備・手続きの一切を巻き取ることが可能です。

もちろん、設立すべき会社の形態についても相談をすることが出来ます。

会社設立に関して専門家に相談したい、会社設立の手続きを効率よく終わらせたい、といった方には非常にオススメです。

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